タブレット生活はじまる

 タブレットが届く。同時に、プラスチックの透明ケースと、保護フィルム、そしてキーボードも届く(もちろん抜かりなく、タブレットのミニUSBの挿し口を普通のUSBの挿し口に変換するものも買った)。これによって僕のタブレット生活が開始した。


 あと脚のあるタブレット台も注文したのだけど、それはまだ到着していない。そのため前に100均で買った、ただ立てるだけの器具をいまは使用している。
 キーボードは、届いてから気付いたが、箱に「Windows用」と書いてあって、うわあ大丈夫かな、と危ぶんだが、なんということもなく使えた。ワードはもちろん、ブログの編集画面や、LINEでも使えた(ただし送信ボタンだけは画面上のものを押さなければならない)。よかった。試しに画面上のキーボードも使ってみたが、慣れていないということももちろんあるのだろうが、やっぱり不快感が強く、キーボードを買ったのは正解だったとしみじみと思った。
 ファルマンはこのスタイルを見て、「お願いだからノートパソコン買って~」と、ザ・パンチのノーパンチ松尾みたいな感じでツッコんできた。いや、大抵のノートパソコンはキーボードが平たくてきちんと押せないので、その点でもこのスタイルのほうがよほど優れていると思う。とにかく押してへこむキーボードでなければならない。ちゃんと厚みがなくてはならない。だから店頭でじっくり吟味し、これぞというものを選んだ。これでもテンキーはさすがにいらないな、と思い、その分コンパクトなものを選択しているのである。ごらんの通りタブレットよりもキーボードのほうがはるかに大きいのだが、でもそれは当然だと思う。キーボードはふたつの手のひらよりも大きくないといけないのだから。
 初めてのタブレットだというのに、キーボードの話ばかりしてしまう。中身に関しては、画像のきれいさとか、容量とか、速度とか、そういうのは特に問題ないのだけど、やっぱりどうしたってパソコンではなくスマホの仲間なわけで、デスクトップにプログラムがあってウィンドウを開く、というのとは仕組みそのものがちょっと違う感じがあり、その部分にまだ頭が追いつかない。要するにアプリというものの概念が、僕はまだ理解できていないのだと思う。また指で直感操作する簡便さ、と言うけれど、マウスがあって、左のクリックと右のクリックがあるという、そっちのほうがよほど簡便じゃないか、と思う。マウス愛しい。こういうことを言うとまたファルマンがノーパンチ松尾になるので、ここらへんでよすけれども。
 まあしかし、やっぱり便利だと思う。自由に持ち運べて、いい感じのカメラが付いてて、ネットに繋がってるということは、なんか生活の中で「これはいい」と思ったものを、すぐ写真に撮って、すぐウェブ上に記録できるということじゃないか。なにそれ便利じゃん。気軽じゃん。すごいじゃん。